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編集などで映像の画質が悪い?と感じたらチェックしておきたい5つのこと

せっかく高品質で撮影したのに、編集時や書き出しの時に画質が落ちた・・?と感じてしまう時はありませんか?

画質が落ちる原因は様々あるので一概には言えませんが、編集アプリ側の設定を確認してみると、もしかしたら解決策はあるかもしれません。今回の記事ではそんな画質が悪いと感じたらチェックしておきたい5つのことをご紹介したいと思います!

Premiere ProFinal Cut Pro XDaVinci Resolveなど使用する編集アプリによって機能やツールが様々あるので追加設定などが必要かもしれませんが、画質低下のおおよその原因は大体同じだったりします。

こちらの記事では主にPremiere ProとFinal Cut Pro Xの設定画面を紹介していますが、他の編集アプリでも同じような設定はあるはずなので、参考にしてみると良いでしょう。

1. フレームサイズ

撮影した素材に比べて編集時や書き出しの時に画質が落ちている大きな原因の一つとして「正しいフレームサイズ」を使用していないというのがあります。

通常、プリプロダクションまたは撮影時に4Kや1080HD、そしてフレームレートを決めると思うのでどの設定で撮影したか編集前に把握していると思いますが、もしわからない場合は編集アプリに読み込む時やファイル情報から確認してみると良いでしょう。

Premiere Proの場合はクリップを読み込むとプロジェクトウィンドウまたは「情報」のタブからフレームレートやフレームサイズを確認することが出来ます。

Final Cut Pro Xでは「メディアの読み込み」のツールから「ビデオフレームレート」と「フレームサイズ」をオンにすれば情報が表示されます。

この情報を元にシーケンスやプロジェクトを作成していくと良いでしょう。各編集アプリの設定方法に関しては下の記事で詳しく紹介していきます。

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2. スケールを使っている

クリップを拡大するためにスケールを使うと、倍率によっては使う素材や倍率によって画質が粗くなってしまう可能性があります。

200%(2倍)にしたクリップとデフォルトの100%のクリップを見比べると、明らかに200%のほうがピクセル化が目立っています。

4K画質をHD画質のサイズにスケールを変更するというのであれば問題ありませんが、同じフレームサイズのものをスケールアップすると画質が悪くなるだけなので、避けるべきです。

やむを得ずスケールを使う場合は110%から115%までが理想的。極力撮影時に必要なクローズアップを撮って、編集時はスケールを100%で撮影するようにしましょう。

Premiere Proでスケールを確認する方法はクリップを選択して「エフェクトコントロールタブ」内にある「スケール」にあります。

Final Cut Pro Xではクリップを選択してインスペクタを開き、「変形」内にある「調整(すべて)」の項目から確認しましょう。

3. プロキシ素材

RAWや4K画質で撮影された処理の重いクリップを最適化するプロキシは快適に編集ができる分、画質が落ちるというトレードオフがあります。

このプロキシ素材は編集後に高品質な元素材に切り替えて書き出せば問題ないものの、設定を忘れている可能性あるので、プロキシで編集している方は一度チェックしておきましょう。

Premiere Proの場合はプログラムウィンドウで「プロキシの切り替え」アイコンが青くなっていないことを確認しましょう。

Final Cut Pro Xの場合はビューアの「表示」の三角アイコンをクリックして「メディア」の項目から「最適化/オリジナル」を選択します。

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4. 書き出し設定

素材を読み込んでシーケンスやプロジェクトの設定をする時と同じように、書き出しの際に正しい設定になっていないのが原因で画質が落ちることがあります。

基本的にデフォルトの設定で書き出して問題ないと思いますが、Apple ProRes 422などで高品質なコーデックで編集されたプロジェクトの場合は同じ設定で書き出すのが理想的です。

なお、品質はビットレートの数値にも関係するので元の素材と同じビットレートに合わせるのがベストです。コーデックについては「映像を取り扱う際に覚えておきたいビデオコーデック(Video Codecs)ってなんだろう?」で詳しく書いてあるので、合わせて読んでみてください。

Premiere Proでの書き出し設定はシーケンスと同じ設定で行います。加えてビットレートの設定を「VBR 2パス」にするのがオススメです。

Final Cut Pro Xの場合はApple ProRes 422 HQにすると最高品質で書き出すことができます。ビットレートの設定が必要な場合は別途Compressorがいるので、必要に合わせて用意しましょう。

Premiere Pro、Final Cut Pro Xの書き出しについての詳細は下の記事で紹介しています。

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5. 編集時の画質設定

編集時にリアルタイムでプロジェクトを再生できるように、編集アプリ側でビデオ再生の画質を変更できるオプションが用意されています。

あくまでも編集している時に使うツールなので書き出しには影響ありませんが、編集時に画質が気になる方はこの設定を切り替えてみるのが良いのかもしれません。

Premiere Proではプログラムウィンドウから「フル画質」、「1/2」、「1/4」などに変更できます。

Final Cut Pro Xではビューアの「表示」の三角アイコンをクリックして「品質」の項目から「パフォーマンス優先」または「高品質」を選んで切り替えられます。

YouTubeへのアップロードやDVDなどに焼く(オーサリング)場合はそのプラットフォームに合わせて画質が落とされる事もあるので、その事も頭に入れて編集や書き出しを行うようにしましょう!

(MIKIO)

Additional Photos: Dmitriy Frantsev, ShareGrid

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こちらの記事はクリエイティブ・コモンズ 4.0 CC-BYライセンスの元公開されています。詳細

MIKIO

小学生から映像制作に興味を持ち、15歳の頃に部活のメンバーと自主映画を制作。後にフィリピン、セブ島に移って現地や海外の企業向けにTVCM、VPといったコマーシャル制作を提供。主に撮影や編集を得意としているほか、ディレクターやプロデューサーなども出来ます。

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