備えあれば憂いなし。高価なiPhoneにAppleCare+盗難紛失プランに登録してみた!
Appleが販売しているスマートフォンのiPhoneは世代を重ねるにつれてデザインを一新したり、機能が追加されるなど魅力的な部分が多いですが、その分コストが掛かってしまうのが残念なところ。
新しいiPhoneを買ったのはいいけれど、誤ってコンクリートなどに落として画面を割ってしまったり紛失してしまったりすると、デバイスが高価な分そのショックも大きいです。
AppleではiPhoneやMacなどの製品を購入する際に1年の保証がついていますが、これはデバイスの自然故障をメインとした「限定保証」となるため、画面割れや水没などだと「保証対象外」扱いとなります。
保証対象外になった場合の画面修理価格はiPhone 12を例にしてみると税別30,400円。本体を購入した時の価格が税別74,800円と考えると、修理代がとにかく高いというのがわかります。
筆者が最近iPhone 7 Plusから乗り換えたiPhone 12 Pro Maxも購入時の金額が税込みで141,680円。カバーやスクリーンプロテクターを取り付けて慎重に扱っても運が悪ければデバイスを壊してしまう可能性があるので、できればリスクを軽減させたいものです。
Appleはそんな限定保証の範囲を拡大する「AppleCare+」が追加オプションとして用意しており、この保証に加入することで高価な修理代を安く抑えたり、盗難や紛失が起きた場合でも新しいデバイスに交換してくれるサービスが利用できるようになります。
これまで筆者は様々なApple製品を購入しており、どれもAppleCare+には加入していなかったのですが、プレゼントで貰ったApple Watch Series 4をたった1ヶ月で画面を割ってしまうトラブルが過去にあったので、同じ様にさせまいと今回はiPhone 12 Pro Max向けのAppleCare+に加入することにしました。
購入後30日以内であれば後からでも加入ができる
オンラインを含むApple Storeでの購入やMacBook Proを家電量販店などで購入する際にAppleCare+を合わせて購入するか聞かれると思いますが、Appleのデバイスを購入してから30日以内であればオンライン経由でAppleCare+に加入することが可能です。
AppleCare+の保証内容はパソコンまたはiPhoneなどデバイスによって異なり、同じiPhoneでもモデルによって価格が異なります。
またiPhone向けのAppleCare+は通常の延長サポートに加え、「盗難・紛失プラン」が新しく追加されており、iPhoneが紛失した場合でも一定の料金を支払えば新しいデバイスが送られるという嬉しいサポートを受けることが出来ます。
筆者が使用するiPhone 12 Pro Maxの場合、通常のAppleCare+の価格は税別22,800円、盗難・紛失プランは2,000円高い税別24,800円になり、加入することで1年から2年の保証へと拡大します。
AppleCare+を追加する
iPhone向けのAppleCare+はiPhoneまたはパソコンなどを使ってAppleのウェブサイトから行うことが出来ます。
iPhoneからの場合は設定Appの「一般」、「情報」から「限定保証」の項目にある「AppleCare+ 保証を追加できます」をタップします。
次の画面で「続ける」をタップして加入するプランを選ぶと良いでしょう。
パソコンから行う場合はこちらのページから「今すぐ購入」をクリックし、次のページでは「iPhone」を選びます。
ログインを求められるので、「サインイン」をクリックしてApple IDとパスワードを入力します。
追加可能のデバイスが一覧で表示されるので、デバイスをクリックし、追加したAppleCare+のプランを選択しましょう。
「ありがとうございます..」の画面ではGmailなどiPhone側で受信可能のメールアドレスを入力し、「送信」をクリックします。このページは閉じないようにしておきましょう。
するとiPhoneに診断プログラムが送られるので、「iOS 診断」をタップするか、下に表示されている「diags://」のアドレスをSafariにペーストし、診断Appを起動させます。
「診断を実行」の画面で「同意する」をタップし、iPhoneの診断を行います。2-3分程度かかるので、診断が完了するまではiPhoneを操作しないようにしましょう。
「診断完了」と出ればiPhone側の操作が完了するので、「診断を終了」をタップします。
パソコン側のブラウザで「診断結果を送信」をクリックして、「完了」と出れば「ご注文手続き」をクリックして支払画面へと進みます。
支払いでは月払いまたは一括払いの2種類が利用できます。一括払いのほうが断然安いですが、月払いであればいつでも解約できるので、好きな方を選ぶと良いでしょう。
次の画面では支払画面になるので、クレジットカードまたはVisaやMastercardブランドのデビットカードを入力し「注文の確認」をクリックします。
確認画面で問題がなければ「注文を確定」をクリックすれば、デバイスにAppleCare+が追加されるようになります。
支払いが完了しているので問題ないとは思いますが、デバイス側に反映されるのは24-48時間程度かかります。
AppleCare+の保証内容
AppleCare+は本来の限定保証から保証サービスが拡大するため、かなり便利になるものの、画面割れやその他の損傷で起きた修理は修理代が発生したり、回数の上限があるので注意しましょう。
AppleCare+に加入した場合の画面の修理は税込み3,700円、その他の損傷は12,900円で、1年間に最大2回までの修理を受けることが出来ます。
なお、盗難・紛失プランでも同様のサポートが受けられるほか、盗難または紛失時に税込み12,900円を支払えば同じデバイスを受け取ることが可能です。しかし、こちらは「iPhoneを探す」のオプションがオンになっているのと、Apple IDが紐付けしてあることが条件になります。
AppleCare+は果たしてメリットはあるのか?
iPhone 12 Pro Maxの場合だと機種代に加えて2万円以上のAppleCare+を追加することになるので決して安くは無い買い物ですが、これまでに普段使いで画面を割ったり、iPhoneを無くしてしまう可能性があったのなら、ぜひ加入しておきたいものです。
iPhone 12 Pro Maxを1年使用して画面を割った場合、通常料金の修理代は税込み39,380円になりますが、AppleCare+に加入していれば込み込みで30,980円になるので、だいぶ安くなります。
しかも年2回まであれば低価格で修理を受け付けてくれるので、人によってはこの部分が大きな恩恵を受けられるかもしれません。加えて盗難紛失プランであれば、盗難が発生した時に本来、新しくデバイスを購入しなきゃいけない所を税込み12,900円で交換してくれるのも嬉しいところです。
筆者もこれまで15年以上様々なApple製品を使ってきており、一度もAppleCare+には加入した事がなかったため、筆者のように不要だと感じる方もいるかもしれません。
しかし、10万円以上で購入したするデバイスが壊れた時のショックはやはり計り知れないものがあるため、このようなトラブルに備えられるようにもAppleCare+に加入するのもありかもです。
(MIKIO)
Additional Photos: Ali Abdul Rahman, Hendrik Morkel, Tim Alex, Carlos Santiago, Martin Sanchez, Harry Cunningham, Koby Kelsey