After EffectsPremiere ProPremiere Rushポストプロダクション・編集映像ハック

Adobeの映像編集アプリはどれを選ぶべき?Premiere Pro、After EffectsとPremiere Rushを比較してみよう!

様々なメーカーから販売されている映像編集アプリは対応するOSや機能によって色々な種類があります。

中でもAdobe社が提供しているPremiere Proは有名ですが、同じように映像制作に使われるAfter Effectsや最近登場したPremiere Rushとどんな違いがあるのか、気になったことはありませんか?

Premiere Proなどを含むAdobe Creative Cloudのサービスは月額5,680円とやや高額であるため、コンプリートプランにするべきなのか、After EffectsやPremiere Rushの単体プランを選ぶべきか悩んでしまいますよね。

今回の記事ではそんな3つの映像編集アプリが出来ることや、メリット・デメリットなどを詳しく紹介していくので、購入を検討している方は一度チェックしてみると良いかもしれません!

基本的にどれを選んでも映像編集は出来るが、用途に合わせるべき

Premiere Pro、After EffectsとPremiere Rushはどれを選んでも基本的な映像編集やテキストの追加、トランジションの追加などの操作は行えます。

しかし、Premiere Proは総合的な映像編集アプリ向け、After EffectsはVFXや3DCGとの合成、Premiere Rushはモバイル重視というそれぞれ違う目的のために設計されているため、用途に合わせて使い分けるのがベストです。

案件に合わせてこの3つを組み合わせてポストプロダクションをこなすのも良し、人によっては一つのアプリで十分だと感じる方もいるかもしれないので、プロジェクトの規模や必要となるツールを確認して決めると良いでしょう。

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Premiere Pro(プレミアプロ)

Premiere Proは2003年にCreative Suiteに登場してから機能のアップデートなどを加え、現在では多くのプロが使用する映像編集アプリとして成長しました。

Creative Cloudになってからはサブスクリプション式を取っており、単体で使用する場合は月々2,480円から利用できます。競合のアプリはDaVinci ResolveやAvid Media Composer、EDIUS、Final Cut Pro Xなど。

基本的な映像編集のほか4K画質やVR向けなど幅広い種類のフォーマットやカメラに対応しています。プロ向けに作られているアプリケーションであるため、音声やタイトル、トランジション、色補正などのツールも多く用意されているのが特長です。

実写の映像素材であればPremiere Proを使えば十分ではあるものの、モーショングラフィックスやVFXの合成などを考えている場合はAfter Effectsに比べると機能が少なく、複雑な処理がこなせない可能性があります。

メリット: 一眼レフや業務用、シネマカメラなどで撮影された素材での編集をこなすことが出来る、主に実写メインの編集に最適

デメリット: モーショングラフィックスの作成やVFXの合成は行えるが、After Effectsに比べると、トラッキングやエフェクトの種類が少ない。

エッセンシャルグラフィックスのテンプレートや書き出したモーショングラフィックスをPremiere Proで組み合わせる事ももちろん出来ますが、凝ったアニメーションなど作ってみたいという方は物足りなく感じるかもしれません。

After Effects(アフターエフェクツ)

After EffectsはVFX(視覚効果)や3DCGの合成、そしてモーショングラフィックスの制作に特化したデジタル合成(デジタル・コンポジット)のアプリ。NukeやBlackmagic Fusion、Apple Motionが競合アプリです。

Premiere Proと同じようにタイムラインを使って操作するものの、合成に適したインターフェースやツールが用意されています。

キーフレームを使ってオブジェクトを動かしたり、Premiere Proには無い3Dカメラやエクスプレッションなどを使って複雑な動きや演出を作ることが出来ます。

After Effects=後付けの効果」という意味があるように、本来はPremiere Proで編集した後にAfter Effectsで合成などを行って、また編集アプリに送るといったワークフローが一般的です。

メリット: 実写とのVFX合成やシェイプやテキストを使ったモーショングラフィックスの制作に最適。エフェクト、エクスプレッションなど豊富なツールが用意されているので、コンポジッター向けのアプリ

デメリット: 実写の編集もできるが、Premiere Proと比べるとスペックによってはリアルタイムで編集できない可能性あり。モーショングラフィックスやVFXがプロジェクトに必要なければ、そもそも必要ない。

After Effectsでは3Dカメラ3Dレイヤーなどのツールが用意されていますが、単体で3DCGのモデリングなどは行えないので注意しましょう。また、スペック重視のアプリでもあるため、そこそこ良いPCを選ぶ必要があります。

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Premiere Rush(プレミアラッシュ)

スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスで映像編集が出来るPremiere Rushは2018年に登場した編集アプリ。Premiere Proの単体プランにも含まれていますが、月額980円でPremiere Rushのみを使うプランも用意されています。

Premiere Proに比べると機能がだいぶ省かれていますが、シーケンスや色補正などのツールはPremiere Proと同じように使えます。直感的に編集ができるため、初心者には優しい編集アプリではあるものの、キーフレームやキーイングなどのエフェクトが含まれていないので、物足りなく感じる可能性があります。

エッセンシャルグラフィックスを使えばモーショングラフィックスやテキストアニメーションを加えることも可能ですが、テンプレートではなくオリジナルデザインを使用したい場合は、Premiere Proが必要です。

メリット: スマートフォンやタブレット環境でサクサクと映像編集がしたい方向けPremiere Proとの連携もあるので、ワークフローによっては本格的な編集も可能。

デメリット: Premiere Rush単体で編集する場合はキーフレームやマスク、キーイングなどのエフェクトが用意されておらず、物足りなく感じる場合も。編集中にアプリがクラッシュなど動作不安定なところもある。

Premiere Proと比べてしまうと物足りなさはありますが、モバイルデバイスで映像編集がこなせてしまうのが嬉しいポイント。撮ったものをInstagramなどのSNSにすぐアップロードしたい方には最適な編集アプリになると思います。

Creative Cloudのコンプリートプランを使えば、上の3つのアプリ全てを利用できますが、価格が高いと感じる方はひとまずPremiere Proを入手してみると良いかもしれません。

Premiere Proがあれば基本的な映像編集はこなせるし、キーフレームの使い方などを学び、物足りなく感じればAfter Effectsを入手する事もできると思います。

毎月払いたくない方にはPremiere ElementsApple Final Cut Pro XDaVinci Resolveなどのオプションもあるので、そちらもチェックしてみて最適な編集アプリを見つけてみましょう!

 

(MIKIO)

こちらの記事はクリエイティブ・コモンズ 4.0 CC-BYライセンスの元公開されています。詳細

MIKIO

小学生から映像制作に興味を持ち、15歳の頃に部活のメンバーと自主映画を制作。後にフィリピン、セブ島に移って現地や海外の企業向けにTVCM、VPといったコマーシャル制作を提供。主に撮影や編集を得意としているほか、ディレクターやプロデューサーなども出来ます。

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