Premiere Proポストプロダクション・編集映像ハック

[Premiere Pro] タイムラインのレイヤーに上手く挿入、ペーストができない場合の対処法

映像を編集する際はタイトルや字幕といったテキストレイヤーや映像クリップ、BGMや画像など様々な素材を利用します。

これらの素材はプロジェクトウィンドウに追加し、タイムラインであるシーケンスまたはプログラムウィンドウにドラッグ・アンド・ドロップして追加、挿入を行うことがほとんどだと思いますが、フォントやサイズなどを保持し、テキストのみを変更する場合は一から追加するよりもコピー・ペーストした方が効率良い場合があります。

しかし、Adobe Premiere Proでシーケンス上にある素材をペーストすると既存のクリップの上に上書きされてしまったり、意図していないレイヤーに追加される事があったりします。

下のシーケンスを例にしてみるとクリップと音声ファイルがそれぞれレイヤーV1、V2、A1、A2に配置してあるとします。

新しい素材をペーストする際は編集済みのシーケンスに影響を与えないように、2つのレイヤーよりさらに上にあるV3/A3レイヤーに追加するべきですが、ペーストするとなぜかV2/A1に追加されてしまいます。

この場合は素材が配置していないエリアにペーストして、ビデオとオーディオのレイヤーを調整した後でクリップをシーケンスの好きなところに動かすというのも一つの方法にはなるものの、多くのレイヤーがある場合などでは時間を多く費やすことになるのため、あまりオススメしません。

筆者もPremiere Proを初めて使用した時はかなりストレスになっていたのですが、実は数回のクリックだけで簡単に調整することができます。

コピー・ペーストをする場合

まずシーケンスの一番左側にあるエリアを確認してみてください。V1、V2、A1、A2と並んでいる部分にマウスをオーバーすると「このトラックのトラックターゲットを切り替えます」と表示されます。

実はこのV1/A1が表示されている部分はクリック可能になっており、クリックすると背景が青色に表示されるようになります。

青色に表示されたレイヤーは「ターゲットトラック」となり、コピーした素材をペーストする際は「ターゲットトラック」に配置されるようになります。

上のシーケンスを例にしてみると、V3/A3にターゲットした状態であればV1、V2、A1、A2にある素材に影響を与えることなく、3つ目のレイヤーに追加することができました。

ビデオとオーディオのターゲットトラックはV3/A2のように別々に設定する事も可能ですが、すでに素材がある場合は上書きしてしまう可能性もあるので、ペーストする前に一度ターゲットトラックの確認するようにしましょう。

挿入、上書きの場合

プロジェクトウィンドウまたはソースウィンドウから素材をプログラムウィンドウにドラッグ・アンド・ドロップし、追加または上書きを行う場合は同じ様にターゲットトラックを設定する必要がありますが、V1/A1が表示されている部分ではなく、一番左に表示されている部分での変更が必要です。

その部分をマウスオーバーすると「挿入や上書きを行うソースのパッチ」と表示されるので、挿入や上書きをしたいレイヤーを選択しましょう。

選択ができない場合はプログラムウィンドウのクリップをダブルクリックすることで表示されるようになります。

何も選択されていない場合は素材をプログラムウィンドウにドラッグ・アンド・ドロップしても何も起きません。

V1、A1をクリックして青い背景が現れれば選択されている状態になるので、プログラムウィンドウまたはソースウィンドウ経由で挿入された素材はそのレイヤーに表示されます。

またA1のみを選択した場合はオーディオのみになるので、映像や音声が入らない場合はしっかり選択されているかどうかを確認するようにしましょう。

ターゲットトラックについて

シーケンスに表示されているターゲットトラックは複数選択できますが、V1A1、V2A2の順番に優先度が高くなっているので、複数選択されている場合は優先度の高いレイヤーに配置されるようになります。

上の例はV1、V3が選択されていますが、ペーストするとV1に配置されます。

編集の前はリセットしておこう

映像編集をする前はターゲットトラックに問題がないように、それぞれ「V1/A1」を選択した上で編集に取り掛かり、必要に応じて変更しておくと良いでしょう。そのほうが特に問題もなく、スムーズに作業できると思います。

 

今回紹介したものは編集する際に良く利用する機能でもあるので、コピー・ペーストや挿入、上書きなどでトラブルがある場合は一度確認してみると良いですよ!

(MIKIO)

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こちらの記事はクリエイティブ・コモンズ 4.0 CC-BYライセンスの元公開されています。詳細

MIKIO

小学生から映像制作に興味を持ち、15歳の頃に部活のメンバーと自主映画を制作。後にフィリピン、セブ島に移って現地や海外の企業向けにTVCM、VPといったコマーシャル制作を提供。主に撮影や編集を得意としているほか、ディレクターやプロデューサーなども出来ます。

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