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初めての映像制作で最低限必要な機材はなんだろう?

これから映画やミュージックビデオ、ドキュメンタリーを撮影したい!と考えているけれど、これまで映像制作をやった事がない・・という方もいると思います。

どの作品においてもストーリーやディレクション、カメラワーク、編集など色々な要素が混ぜていくことで一つの作品を作っていく事が出来るわけですが、撮影や編集などに使用する機材もかなり重要になってきますよね。

プロが使う機材は基本的に放送や映画制作に合わせて作られたものになっているため、家電量販店などで購入できる民生用のカメラなどに比べると性能や機能、そして設定等が多く用意されてある分、価格が何十万もするため、初心者には敷居が高いですよね。

もちろん機材はニーズに合ったものを購入するのがベストですが、一から機材を揃えると言うことになるとかなりコストがかかる上に、機材を使いこなせない宝の持ち腐れ状態になってしまう場合があるので、初めて映像制作をする分には全て揃える必要性はありません。

それでは映像制作をこれから行う方にとって、最低限どのような機材を用意すると良いのか、今回はそちらを紹介したいと思います。

1. カメラ

映像を撮る」という事になるので、一番に用意していきたい機材はビデオを撮影できるカメラです。

超小型のものから大きいカメラまでメーカーや用途によってかなり幅広いチョイスがあるので、どれを選ぶべきか迷ってしまいますが、筆者的には1920×1080のフルHD解像度30フレームを撮影できるカメラであれば一通り問題ないと思います。

映画を撮る場合はよりフィルムライクに近づけられるよう、24p(24フレーム/プログレッシブ)の設定がカメラにあるとよりベストです。2011年以降に販売された一眼レフやミラーレスカメラ、民生用のビデオカメラでは搭載されていると思うので、数年落ちのカメラでもHD画質を撮影できるようであれば、基本的に大丈夫でしょう。

SD、HD、4Kやカメラの違いについては下の記事を参考にしてみると良いかもしれません。

2. 音声機器

初めて映像作品を作る際、セリフなどの音声を合わせて録音する場合はカメラワークに加えて、音声レベルの確認やマイクを取り付ける位置など考える必要があります。

そのため、出来れば最初に作るプロジェクトはセリフなどがいらない作品であるとベストだと思うのですが、どうしても音声が必要な場合はカメラに取り付けられるショットガンマイクを用意すると良いでしょう。

業務用機材などで使われるXLR端子のものや3.5mmミニジャック出力と大きく別けて2つの接続端子がありますが、ガンマイク等を用意する前に一度カメラの入力を確認する必要があります。

民生用や一眼レフ、ミラーレスの場合は基本的に3.5mmミニジャックが使われていると思うので、心配であればRODE製のマイク等にするのがオススメかもしれません。

3. 撮影周辺機材

クレーンやジンバルなどカメラに取り付けられる周辺機材はより映像に味を付け加えることが出来ますが、機材のセットアップ等に時間がかかる上に初心者には難しい場合があるので、初めて撮る場合は三脚のみ用意しておけば大丈夫だと思います。

三脚もメーカーや機能が色々あるため、ピンキリになってしまいますが、筆者的には写真用の三脚があればひとまず大丈夫だと思います。ただヘッドの部分はフルードヘッドではないので、パンやティルトを綺麗に撮るには大変かもしれませんが、フレームを固定する分には十分になることでしょう。

またプロダクション中に三脚を使うことでカメラのフレームをセットしながら指示など出せるほか、機材を使用しない場合は安全なところに保管できるのでオススメです。

もし予算がもう少しあるのであればManfrottoやLibec製の三脚は映像撮影などにも最適な三脚ブランドであるので、一度チェックしてみるというのも良いかもしれません。

4. パソコン

撮影だけではなく編集などを行う必要がある場合、撮影機材に加えてパソコンも用意する必要があります。

WindowsやmacOSといったOS、プロセッサー、RAM、GPU、HDD/SSDの容量など数多くの要素があるため、こちらもどのスペックがベストなのか迷う所ですが、筆者的にプロセッサーはCore i5、RAMは最低4GB、GPUは最低1GB、HDD/SSDは最低256GBあればなんとかなるような印象です。

筆者の場合macOSを使用しているのですが、最小スペックの2014年の11インチ MacBook AirでもフルHD画質の案件であれば編集やモーショングラフィックスの作成に十分耐えうるものになっていると思います。

5. パソコン周辺機器

パソコンと後は編集アプリさえあればすぐに編集することが可能ですが、あったら良いものとしては外付けHDD、マウス、そしてイヤホンです。

外付けHDDは容量の低いパソコンやファイルのバックアップに不可欠です。マウスは特にノートパソコンを使用する場合、トラックパッドの操作のみでは人によっては大変だと感じられるかもしれまいので、編集スピードを上げるのにもオススメです。

イヤホンは単純にスピーカーで編集するより音量調整がしやすいというメリットがあるので、高品質なイヤホン・ヘッドホンではなくても、良いので一つ持っておくとベストです。

6. 編集アプリ

パソコンを揃えたら今度は編集アプリです。一般的にプロが使用しているアプリはAdobe Premiere Pro、Apple Final Cut Pro X、Avid Media Composer、Blackmagic Design DaVinci Resolve、Edius、Sony Vegasなど、こちらもオプションが多いです。

OSにプリインストールされているiMovieなどといった編集アプリを使うのも一つの手ですが、今後色々な映像作品を作るという事になるとだんだん物足りなく感じるかもしれないので、早いうちに上記のメジャー映像編集アプリを操作することをオススメします。

どのアプリケーションも基本的に有料ですが、Media Composer FirstDaVinci Resolveなどであれば無料で使えるアプリケーションもあるので、一通り試してみるというのもアリかもしれません。

 

映像制作はやはりお金が掛かってしまうので、良いものを揃えるということになってしまうと、かなり膨大な予算が必要になってきますが、友達からいくつか借りたり、最初は金額の低めの機材を買ってみたりするというのも良いと思います。

またiPhoneやiPadといったタブレットで撮影と編集を行う事ができる時代にもなってきているので、身近な機材を使って映像作品を作ってみるのも良いでしょう。撮影等で必要な技術的な部分、クリエイティブな部分については他の記事でも紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!

(MIKIO)

 

Photos:  garryknight,Phuketian.S, Incase.,marcfonteijn,Zach Dischner

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こちらの記事はクリエイティブ・コモンズ 4.0 CC-BYライセンスの元公開されています。詳細

MIKIO

小学生の頃に映画製作に興味を持ち始め、中学生の時に部活のメンバーと自主映画を初めて制作。その後フィリピンに留学し、映画専門学校を卒業後、撮影や編集などのフリーランサーを経て、マルチメディア制作会社DreamLine Productionsを立ち上げる。 自分も持っている知識のほか、勉強やメモ代わりに制作などのチュートリアルを投稿していきます。

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