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DJIのドローンを飛ばす際にチェックしておきたい8つの事。

コンパクトで初心者にもオススメなドローン、Sparkや中級者向けのMavic Air、Mavic Pro、Phantomシリーズ、そして映像制作などのプロが使用するInspireシリーズを販売しているDJI世界のドローンシェア72%を誇る会社です。

機体に装備された数多くのセンサーやGPS、そしてロケーションのデーターベースによって、ドローン初心者でも比較的安全な飛行を行うことが出来ますが、最終的な安全管理や操縦についてはドローンを操作するパイロットによる判断が必要になってきます。

DJIのドローンを購入して初めて飛行する時は上手く飛ばせるのか、墜落しないのかなど不安が出てきます。またしばらく飛行しているプロの方でも墜落等は起こる可能性も出てきます。

ドローンの墜落や事故は強風に煽られるなど不可抗力によるものもあったりしますが、多くの場合は低空飛行しすぎたり、付近にある障害物を確認できなかったり、バッテリーの残量を確認せずに飛行するなど、人間によるケアレスミスによって発生することが多いです。

センサーを多く搭載するDJIのドローンも操作するのは人間なので、どこで飛ばすのか、電波の干渉は無いのかなどのチェックリストを飛行前に考えておく必要があります。

ドローンの飛行を行う前に確認するチェックリストは人によって少しずつ変わってくると思いますが、今回は筆者がフライト前にチェックする項目を紹介したいと思います。

1. 初めてドローンを飛ばす時は室内で飛行させない

新品のドローンを購入後はすぐに飛ばしたいけれど、外で飛ばすのは不安という方もいると思います。そんな時は自宅などの室内で飛ばせば良いんじゃないか!と思いがちですが、止めましょう。

筆者の友人や知人は初めてのフライトを行って、初めての墜落をしている方が多いです。また筆者もそんな一人でした。

狭い部屋の中で飛ばすと勢い誤って天井や壁にぶつけたりする可能性があります。またGPSを拾えない状況下のフライトは停止位置が一定ではなく、操作しづらいのです。しかし、屋外であれば飛行する範囲の制限がなく、かつGPSを使用して安定した操作が行えるので、初めての飛行では室内ではなく広い屋外で飛ばすことをオススメします。

2.ドローンは墜落するものだと考える

DJIのドローンは数多くのセンサーと最新技術を駆使することで、新しいモデルが登場するたびに安全性が向上していますが、先程言ったように墜落の原因のほとんどはヒューマンエラーによるものであるため、どの飛行においても注意を払う必要があります。

より慎重に飛行を行えるように「ドローンは墜落するもの」と考えておくのが良いでしょう。飛行をする前にロケーションや状況を確認しながら、墜落や事故になりうる原因を事前に把握する事で、トラブルが起きた時に落ち着いてトラブルシューティングを行える様になります。

3. ジンバルロックを外し、プロペラが正しい位置に装着されていることを確認する

ドローンを飛行させる前は機体のセットアップを行うことになると思いますが、電源を付ける前に必ずカメラを固定しているジンバルロックを取り外すようにしましょう。

またPhantomシリーズなどプロペラの装着が必要になる場合は、装着している位置が間違っていないかプロペラの色とモーター部分の色を確認し、しっかりロックされているという事も合わせてチェックしましょう。

4. バッテリーは満充電で、飛行中は常にバッテリーを確認する

ドローンのライフラインであるバッテリーの状況を把握はマストであるべきです。

飛行前にバッテリーが完全に充電されているのを確認するだけではなく、飛行中は風や送信機との距離によって飛行可能時間が変動するので、常にバッテリーの残り時間をチェックしておきましょう。行きは長い距離を飛行できると思って飛ばしたら、向かい風を受けてバッテリーが足りなくなるという事はよくあるトラブルなので、余裕を持って飛行するようにしましょう。

4. GPSモードで飛行しよう

DJIのドローンには様々なフライトモードが存在しています。

これらのモードはGPS、ATTI、OPTIになっており、右上にあるステータスバーで確認できるようになっています。GPSモードではその名の通りGPSを利用して正確な位置を把握しながら各方向にある障害物センサー等を駆使して停止位置を固定している、一番安全なフライトモードです。

OPTIとはGPSが弱い時に前方、そして下方向の映像による位置を確認しながら飛行するモードです。そしてATTIはGPSが全くない状態で高度をキープする飛行モードで位置は固定されません。

室内で飛行する多くの場合は自動でOPTIまたはATTIモードになる場合があるのですが、屋外でもロケーションによってはGPSが入らいない状況になることがあります。OPTI/ATTIモードに慣れていれば問題ありませんが、GPSがない状態だと機体は高度のみを維持し、操作をしなくても動くことになるので、極力GPSでの飛行を行うようにしましょう。

5. 飛行前に天気や風の強さを配慮しよう

DJIではドローンを飛行する際、最大風速が10m/s以下であることを推奨しています。

それ以上の風速でも場合によっては飛行可能ですが、少々危険なのであまりオススメは出来ません。またそれ以下の場合でも、突風などで風の煽りを受けることになるかもしないので注意が必要です。

またドローンは防水加工されていないので、雨天の中でも飛行は避けるべきです。もし雨雲を見かけたら、早めに着陸して機体と撮影データを回収するようにしましょう。

6. 障害物が周りに無いか確認しよう

いざ、テイクオフ・・!とやりがちですが、飛行開始する直前は付近に障害物が無いか必ず確認しましょう。

木や壁、建物また電線に至るまで、そこから飛ばしても問題ないかを判断するようにしましょう。やや強めの風が吹いている場合は離陸後前後に少し動くことになるので、どんなロケーションでも機体から半径3メートル範囲内には障害物が無いようにしましょう。

7. テイクオフをした後は、上空から周辺を確認しよう

下から見て大丈夫だと思っていても、上から見たら確認できなかった障害物が現れることもあります。

ドローンをテイクオフしてからはすぐに移動させたい場所に飛行するのではなく、機体を360度回転させて下から確認できなかった障害物があるかどうかを確認しましょう。

またドローンから見える映像はとても広角なので、位置関係を把握するのが難しかったりします。その際は360度確認した後、なんとなくの距離を掴むために数メートル色々な方向で試しに飛ばすと良いでしょう。

8. トラブルシューティングを把握しておこう

上記のチェックリストを確認して飛行しても、様々なトラブルが起こりえます。例えば電波干渉やビルの反対側にドローンがいって機体が未接続になったり、目の前に障害物が現れたり、電池が無くなりそうになったりなど起きる可能性があります。

これらのトラブルを発生しないようにするのが一番ベストですが、そんな状況でもパニックにならずすぐ対処できる様に把握しておくことをオススメします。

もし機体がロストしそうになったら、リターントゥホームで自動帰還で建物にぶつからなくても済むようにリターントゥホーム高度または飛行の高度を高めに設定します。機体のすぐ近くに障害物が現れた場合は水平方向の位置は変えずに上昇し、安全なエリアに移動する、電池が無くなりそうな場合は高度と距離を下げつつ、回収可能なエリアを目指すなどのトラブルシューティングが出来るようになるとベストです。

 

ドローンは飛行しているロケーション、国によって様々な制限または申請が必要になってきますが、今回はそちらについては割愛させて、技術部分のチェックリストを紹介しました!

最初飛ばす時は不安かもしれませんが、慣れてくると楽しくなってくると思うので、常に上の項目を確認して飛ばすことでより安全な飛行を行うことが出来るようになると思います。

 

(MIKIO)

Additional Photos: Dose Media(2),ShareGrid,Richard Horne

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こちらの記事はクリエイティブ・コモンズ 4.0 CC-BYライセンスの元公開されています。詳細

MIKIO

小学生から映像制作に興味を持ち、15歳の頃に部活のメンバーと自主映画を制作。後にフィリピン、セブ島に移って現地や海外の企業向けにTVCM、VPといったコマーシャル制作を提供。主に撮影や編集を得意としているほか、ディレクターやプロデューサーなども出来ます。

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