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映像を映画のように撮るために覚えておきたい、7つのオススメテクニック

何かを撮る時に「出来れば映画のような質感で撮ってみたい!」と思ったことはありませんか?

しかし、撮影中や編集をしているうちにしっくりこなかったり、何か違うかも?と感じる方も、もしかしたら居るかもしれません。

映画っぽさ」いわゆる「シネマティック(Cinematic)」は旅行動画やVlogなど様々な映像コンテンツに使われるテクニックの一つです。

このシネマティックは「フィルムルック(Film Look)」とも呼ばれ、こちらはビデオカメラが一般的になってきた2000年代に「フィルムっぽさ」という意味で使われていました。

言い方は違いますが、テクニックとしては同じ意味を持つシネマティック、フィルムルックの「映画っぽさ」は一体どういう事なのでしょうか?

物語の最初にファンファーレやSF映画にあるイントロを入れたり、映像を白黒にすることなのでしょうか?

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このようなテクニックは一応答えとしては正解かもしれませんが、実は簡単にできる7つのオススメのテクニックがあります。

1.フレームレート(Frame rates)

フレームレートとは1秒間に何コマ(fps=frames per seconds)あるかを表すもので、映像制作において重要な要素の一つ。

一眼レフやミラーレス機の多くは60fpsや30fpsなどの設定が用意されていますが、カメラに24fpsの設定があればそのフレームレートに変更することをオススメします。

歴史的に見てみると、サイレント映画時代のフレームレートは16fpsでした。

やがて音声が加わるトーキー映画になってからは極力フィルムの消費を抑えながら、音声と違和感無くマッチするフレームレートとして24fpsが使われるようになり、現在でも映画で一般的なフレームレートになりました。

30fpsといったフレームレートでも問題ありませんが、どうしてもテレビのような滑らかさが出てしまうので、映画に近づけるのであれば24fpsで撮影するようにしましょう。

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2.レンズ(Lens)

映像の質をグッと上げたいのであればレンズ選びも重要なポイントの一つです。

被写界深度(Depth of Field = DOF)が浅いレンズを使うと映像にボケ味が生まれ、映画のワンシーンのように撮れます。

しかし、レンズはメーカーや機能などによって種類は様々。良いものだとどうしても高くついてしまうので、極力予算を抑えてボケ味の効いた映像を撮りたい方はF1.8の50mmレンズを入手するのがオススメです。

3.肩越しショット(Over the shoulder shots)

撮影ではワイドやクローズアップなどのおなじみなショットが多いですが、肩越しショット(Over the shoulder shots = OTS shots)をシーンの中に加えてみるというのも面白いかもしれません。

肩越しショットとは手前にいる被写体の肩をフレームに入れて、別の被写体を撮影するショットです。

主に2人以上の登場人物が会話しているシーンで使われる事が多く、位置関係がわかるほか、映像に立体感を加えることができます。

被写界深度が浅く無いレンズでもこの肩越しショットを使えばボケ味を作り出すことができるので上手く活用してみてください。

4つ以降のテクニックはYouTube動画の方で詳しく紹介しているので、気になる方はぜひ見てくださいね!

なお、YouTubeチャンネルでは定期的に映像制作のチュートリアル動画を配信しています。最新のアップデートを確認できるように、ぜひチャンネル登録をしてみてください!

(MIKIO)

MIKIO

小学生から映像制作に興味を持ち、15歳の頃に部活のメンバーと自主映画を制作。後にフィリピン、セブ島に移って現地や海外の企業向けにTVCM、VPといったコマーシャル制作を提供。現在は帰国し、福岡で映像制作などをしています。主に撮影や編集を得意ですが、案件によってはディレクターやプロデューサー行うこともあります。

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