プロダクション撮影・カメラ映像ハック

映像制作で一眼レフやミラーレスはどのレンズが必要?とりあえずこの3種類揃えれば大丈夫!

動画撮影に対応している一眼レフやミラーレスカメラがあれば、映画のような映像を撮る事が出来るようになったので、映像制作がより身近なものになりましたよね。

ビデオカメラと比べて大型センサーを搭載している事で暗い所に強いだけではなく、レンズ交換式である事によって、ボケ味の効いた映像を簡単に撮ることが出来ます。

一眼レフまたはカメラに色々なブランドがあるように、レンズもメーカーや搭載している機能によって数多く用意されています。

人によって最近のレンズが良いという方やフィルムカメラのオールドレンズを好んで使用する方もいるため、一番ベストなレンズというものはありません。写真用途、映像用途によって別けてあったり、値段も1万円以下で買えるものから30万以上するものあったりして、チョイスはピンキリです。

筆者も長年業務用カメラを使用したのちにミラーレス機を使用した撮影が多く行われるようになり、所有しているレンズをいくつかコマーシャルやVP制作のプロジェクトに使用しているのですが、長く映像制作をしてきている筆者でも最低限これだけ揃えてたら大丈夫!というレンズを今回紹介したいと思います。

ズームを良く使うかどうか、確認する

レンズは標準、広角、望遠のズームレンズ、単焦点、マクロレンズと魚眼レンズの6種類がありますが、映像制作または写真撮影で一般的に使用されるのは広角、単焦点、望遠レンズの3種類になる事が多いと思います。

この際に広角から望遠までカバーできるレンズを購入するのか、広角、中望遠はズームを使用せず、望遠ズームレンズのみにするのかを考えていく必要があります。基本的にズームレンズは単焦点に比べて価格が高くなるためです。

ソニーのアルファレンズを例にしてみると、広角から中望遠をカバーする28-135mm F4 G OSSが272,880円なのに対し、広角レンズ 28mm F2が52,880円と50mm F1.8が30,500円、マウントアダプター、Sigma MC-11 24,938とSigma 70-300mm F4-5.6が12,128円とレンズを個別に用意して行くと、ほぼ同じスペックで120,336円程度に収まります。

レンズを複数持つというのは撮影中にレンズ交換が必要になってくるので面倒ではあるものの、特に広角から70mmまではズーム機能が必要ないのであれば、単焦点で揃えるのもアリだと思います。

14mm、50mm、70-300mmがあればとりあえず大丈夫!

あくまで個人的な意見ですが、仕事などで映像制作を行っている筆者はSAMYANG(Rokinon) 14mm f2.8Canon 50mm f1.8Sigma 70-300mm f4-5.6の3種類を使って撮影しています。

カメラボディはSony A7Siiですが、過去に持っていたCanonカメラのレンズを流用しているため、マウントアダプターを使用して使っています。

この3種類のレンズを使って撮影された案件は下の通り。広角からズームまで全てカバーできているのがわかると思います。

14mm f2.8

35mmフルサイズカメラであれば、そこまで後ろに動かなくても建物全体を収める事が出来ます。

人によってはパン・チルトをすると両隅の歪みが気になるかもしれませんが、その分ダイナミックに撮影できます。またハンドヘルドで撮影しても広角になっている事から、手ぶれがあまり気にならないのも嬉しい所。

歪みが好きではない方は18mmまたは24mmなどのレンズを揃えると良いかもしれません。筆者が利用しているのはキャノンEFマウントのSAMYANG 14mm F2.8、価格は38,510円です。

50mm f1.8

Canon 50mm F1.8被写体のクローズアップや人物の肩などをぼかして、奥の被写体にピントを合わせるオーバーザショルダー(Over The Shoulder=OTS)のショットに大活躍するレンズです。

被写界深度が深く基本的に背景がぼけるので、一番使い勝手のあるレンズだと思います。

キャノンのレンズはソニーの50mm F1.8と比べると安いですが、A7SiiやA7iiiなどに取り付ける場合は別途マウントアダプターが必要になるので注意が必要です。

70-300mm f4-5.6

望遠レンズは基本的に高くどれも10万円以上するものが多く、買いたくてもなかなか手を伸ばせないという方もいるかもしれません。

F4-5.6なので50mmレンズと比べると暗く、シャープに映るため少々ビデオ感が出てきますが、良い感じに背景がボケるので筆者的には仕事でも使えるレベルだと感じました。

しかし、Sigmaの70-300mm f4-5.6はたったの12,128円で購入できるコスパ最強のレンズです。

キャノンやソニーの70-300mm f2.8はやっぱり最強ですが、20万円以上するので躊躇する所です。手ぶれ補正やAFを使用しないのであれば、Sigmaの70-300mm f4-5.6をチェックしてみるのも良いかもしれません。

今回紹介したレンズはあくまでも筆者の個人的な意見になります。もちろん、予算的にシネマレンズを使用できるのであれば、高いレンズを使用するのも一つの手でしょう!ちなみに全て35mmフルサイズセンサーのレンズになるので、APS-Cで使用する場合は1.5倍になりますの、フルサイズよりも狭くなります。

14mm、50mm、70-300mmのレンズはCanon、Sony以外のマウントにも対応しているので、極力予算を下げながら、映像制作でばりばり使用できるレンズを探している方は、今回紹介したレンズを試してみてはいかがですか?

 

(MIKIO)

Additional Photos: Agence OllowebGoh Rhy Yan,Jay Wennington

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こちらの記事はクリエイティブ・コモンズ 4.0 CC-BYライセンスの元公開されています。詳細

MIKIO

小学生から映像制作に興味を持ち、15歳の頃に部活のメンバーと自主映画を制作。後にフィリピン、セブ島に移って現地や海外の企業向けにTVCM、VPといったコマーシャル制作を提供。主に撮影や編集を得意としているほか、ディレクターやプロデューサーなども出来ます。

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