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After Effectsのレンダーキューを使用時にクラッシュする場合のトラブルシューティング

Adobe After Effectsで制作したモーショングラフィックスなどのプロジェクトが完成した後はレンダーキュー(Render Queue)を使用してコンポジションを使用して書き出すと思いますが、macOS 10.13(High Sierra)の環境によってはレンダーキューを使用する際にクラッシュしてAfter Effectsが強制終了するトラブルが起きる場合があります。

AEのプロジェクトを開いて、操作するところまでは問題は無いのですが、上部メニューの「コンポジション」から「レンダーキューに追加」をクリックすると、「プロジェクトを保存」のウィンドウが出てフリーズ、または「レンダーキューに追加」をクリックした時点で動作が不安定になり、しばらくしてアプリケーションが落ちるというもの。

Media Encoderを使用して書き出す場合は問題ありませんが、アルファを保持したい場合などの細かい設定はAEで行う事になるので少し不便ですよね。

クラッシュしてプロジェクトは自動保存されるものの、再度開こうとするとプロジェクトファイルが破損している事が場合によってはあるので、このような状況になっている場合は無理に開かないようにしましょう。

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また強制終了されたAfter Effectsのクラッシュリポートを作成するために、バックグラウンドでは「CrashReport」というアプリが作動することになり、メモリを圧迫しパソコンが遅くなるので、その場合はアクティビティモニター.appを起動し、「CrashReport」のプロセスを強制終了させましょう。

ちなみにこちらのバグはmacOS 10.13(High Sierra)After Effects CC 2018(15.1)の相性によって発生している現象で、After Effectsを最新版の15.1.1にアップデートすることで解消されます。

バージョン15.11.1にアップデートしていない場合はCreative Cloudのアプリを起動し、After Effectsにある「アップデート」をクリックして最新版をインストールします。

アップデートされたAfter Effectsでコンポジションをレンダリングキューに追加すると、クラッシュすること無く利用できるようになります。macOSの環境下でAfter Effectsがクラッシュする場合は一度最新版にアップデートすると良いでしょう!

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(MIKIO)

MIKIO

小学生から映像制作に興味を持ち、15歳の頃に部活のメンバーと自主映画を制作。後にフィリピン、セブ島に移って現地や海外の企業向けにTVCM、VPといったコマーシャル制作を提供。現在は帰国し、福岡で映像制作などをしています。主に撮影や編集を得意ですが、案件によってはディレクターやプロデューサー行うこともあります。

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