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ショートフィルムや長編の脚本を書こう!ストーリー開発とその基本とは?

これから自分で短編映画や長編映画などの自主映画を作ってみたい!と考えている方は、使うカメラや編集で使用するソフトウェア、役者や予算など色々頭に入れておく必要がありますが、それらを考える前にまず脚本は出来上がっていますか?

脚本無しでは映画へのプリプロダクションすら出来ないし、撮影も出来ません。小説などといった既に出ている物語を映像化することも可能ですが、著作権なども絡んでくるため初めて制作する方には敷居が高く、できればオリジナルの物語にするのがベストです。

もちろん、物語を書くことには人によって得意、不得意はありますが、ある程度基礎さえ持っていれば誰でも物語を書くことが出来ます。

以前、「ストーリー、それは映画制作の基本。でもどうやってストーリーを探す?オススメの5つの方法。」の記事で自分の物語を作る上でのインスピレーションを得る方法を紹介してきましたが、今回は実際に脚本を書く前に必要なストーリーの開発といくつかの方法を今回紹介したいと思います。

まず、ストーリー開発(Story Development)を行う際には多くのルールなどが絡んでくるので、こちらの記事では全ては説明せず、要点だけになります。

映画や小説、漫画など毎年、世界各国で多くの作品が登場するため、物語は無限にあると考えると良いでしょう。

もちろん、作品によってタイムスリップや宇宙での戦争、恋愛ものなど似たようなストーリーになっているかもしれませんが、それぞれ内容や背景、時間などを変えていくことで独立したものになっているのがほとんどです。

初めて脚本を書く方は、まず何をどう書けば良いのか?と思うかもしれませんが、まだ何も決めていないという方は自分が好きな映画や小説のジャンルを書いてみるのが良いと思います。

好きなジャンルだと見慣れているという事もあって、アイディアが思い浮かべやすくなるからです。SFが好きであれば、SFのジャンル、ヒューマンドラマだったらヒューマンドラマを書くといった感じで先にジャンルを決めておくのがベストです。

映画でのストーリーの基本は三幕構成(Three act structure)で成り立つことがほとんどです。物語を3分割にすることで、それぞれ主人公の設定、葛藤、解決、そしてキャラクターの変化を観客が見ることが出来るようになります。

三幕構成についてはまた違う記事で詳しく書いていきたいと思いますが、ざっくりと説明するとこのような感じです。

 

  • 第一幕:設定(1st Act:Setup) – 主人公のキャラクター像、年齢や背景などが紹介される
  • インサイト・インシデント(Incite Incident) – 主人公やその周りに起こる出来事(事件)。
  • プロットポイント1(1st Plot Point) – そしてその出来事に直面する必要がある主人公は解決に向けて動き出す。
  • 第二幕 前半:対立(2nd Act: Confliction/Confrontation) – 主人公が待ち受けている障害に挑む。
  • ミッドポイント(Midpoint) – 主人公が直面する大々的な変化。成功するシーンなど
  • 第二幕 後半 – 引き続き障害に挑む主人公がさらに厳しいものになってくるシーン。ミッドポイントで成功していたものが、ダメになる、恩師や友人が死に、または裏切られる等。ストーリーによってはキャラクターの持っているものがすべてなくなるなども。
  • プロットポイント2(2nd Plot Point) –  主人公は更に大きくなっていく問題を解決するために動き出す。何か良いアイディアが思い浮かぶなど。
  • 第三幕:設定(3rd Act:Resolution) – 一番盛り上がるポイントでプロットポイント2で見出したアイディアを使って解決する。
  • クライマックス(Climax) – 物語のピーク部分。主人公の問題が解決できるシーン
  • エンディング(Ending) – 物語全体のエピローグ。ハッピーまたは悲しいエンディング

 

これらの要素が入っていれば基本的にストーリーを作ることが出来ます。

もちろん、三幕構成を全て守る必要はなく、作品によっては三幕以上だったり複数のキャラクターにそれぞれ三幕構成を作らせたりと好きなように変えていくことも可能です。

ストーリーは一番最初から作るのも良いですが、細かい設定などを考えるのが難しいと考えている場合は、上記の三幕構成のポイントで何が起こるのかというのを箇条書して、それぞれをくっつけてロードマップにするというのも一つベストな方法です。

またエンディングからイントロダクションに向かってストーリーの進行の逆方向からロードマップを作っていく、リバースエンジニアリングの方法もオススメです。

それぞれのポイントが全て繋がるようになれば今度はキャラクターデザインをしやすくなると思います。主人公やその周りのキャラクターがどういう背景を持っているのか、主人公との関係など色々なアイディアを書いていきましょう。

象徴的なアンタゴニスト(敵役)がいるのであれば、そのキャラクターのバックグラウンドも主人公と同じレベルくらいに設定を考えていくと対立が分かりやすくなるので、より面白いものになります。マーベル系のアメコミヒーローの映画とかは良い例ですね!

 

 

ストーリーの開発は脚本を実際に書くよりも重要なポイントになっています。

海外式の脚本の書き方などもこちらのサイトで紹介して行く予定ですが、よりストーリーの開発が楽しく出来るように、他にも詳しく書いていこうと思うので、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

(MIKIO)

Additional Photos: courosa

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こちらの記事はクリエイティブ・コモンズ 4.0 CC-BYライセンスの元公開されています。詳細

MIKIO

小学生の頃に映画製作に興味を持ち始め、中学生の時に部活のメンバーと自主映画を初めて制作。その後フィリピンに留学し、映画専門学校を卒業後、撮影や編集などのフリーランサーを経て、マルチメディア制作会社DreamLine Productionsを立ち上げる。 自分も持っている知識のほか、勉強やメモ代わりに制作などのチュートリアルを投稿していきます。

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