macOS High Sierraでスクリーンショットの反映が遅い時の対処法
AppleのmacOSを使用していると、スクリーンショットが簡単に撮れるので重宝しているのですが、macOS High Sierra(10.13)のシステムでスクリーンショットを利用していると、デスクトップに保存される画像の反映が遅いと感じることはありませんか?
本来、スクリーンショットをしたらすぐにデスクトップに保存されるのですが、特定の環境下だと数秒遅れで保存されます。これを対処する方法を見つけたので、紹介したいと思います。
High Sierraは2017年の9月に登場したOSでファイルシステムをATFSに変更するなど、大きな変化を遂げましたが、アプリケーションとの相性やOS内でのバグ出てきたりするなど、未だにアップデートしていないユーザーも多かったりします。
筆者は数ヶ月ほど前に使用しているMacbook AirのクリーンインストールのタイミングでHigh Sierraにアップデートしたのですが、「Cmd + Shift +4」などの組み合わせでスクリーンショットを撮った際に、保存に時間がかかるという事に少しストレスを感じていました。
色々調べてみると、実はGoogleが提供しているバックアップと同期(Backup and Sync)との相性が問題でした。
バックアップと同期はGoogle DriveのPCクライアントの後継アプリで、パソコンのファイルやフォルダーを全て同期できる便利なものになりましたが、このアプリが起動している状態でスクリーンショットをすると、数秒のラグが出てくる事があります。
場合によってはスクリーンショットのPNGファイルが保存されるまで5秒程度掛かるのですが、この様な状況になっている場合はバックアップと同期のアプリを終了すると、この問題は解消する可能性があります。
ただ、アプリを終了してしまうとGoogle Driveとの同期を最新の状態に出来ません。
その際の対処方法はmacOSの環境設定の「拡張機能」を選択して「すべて」の中にある「Googleのバックアップと同期」の「Finder」項目のチェックを外すとアプリを閉じずにすみます。
しかし、High SierraとGoogle Drive(バックアップと同期)との相性は未だに悪いみたいなので、スクリーンショットをスムーズに行うには一度Google Driveのアプリを終了するのがベストです。
[追記] macOS High Sierra 10.13.4の環境だと、スクリーンショットの遅延が解消した模様です。気になる方は一度アップデートすると良いかもしれません。
(MIKIO)