Final Cut ProMotion 5ポストプロダクション・編集映像ハック

[Motion] Final Cut Pro向けのタイトルアニメーションを作成してテンプレート化しよう!

映像編集において、アニメーションを使ったタイトルやテキストは見栄えするので活用したいと考えている方も多いかもしれません。

一度限りのプロジェクトであれば必要な部分だけAdobe After EffectsApple Motionを使って制作すれば問題ありませんが、プロジェクトによっては同じようなアニメーションを別のプロジェクトに活用したり、文字だけ変更して同じプロジェクトで何度も使うというパターンも場合によってはあったりします。

この方法は各アニメーションの書き出しに時間がかかるだけではなく、誤字があった時などだと修正に時間をかけてしまうので、あまりスマートとは言えません

Adobeではエッセンシャルグラフィックスという機能が搭載されており、Afrer Effectsで作成したアニメーションをテンプレートに変換してPremiere Proで編集できる機能が搭載されていますが、Apple MotionにもFinal Cut Proを連携できる機能があるということはご存知だったでしょうか?

Final Cutタイトル

Apple Motionを開く際にプロジェクトブラウザで通常のMotionプロジェクトに加えて「Final Cutタイトル」というものがあります。

Motionでプロジェクトを作成する時にこの「Final Cutタイトル」を選択してアニメーションを作成することで、Final Cut Proのプリセット(テンプレート)として保存することが出来ます。

Final Cutタイトルを使ってMotionを操作する場合、基本的に画面は「Motionプロジェクト」を使った時と同じになりますが、プロジェクトを保存する際のファイル拡張子がMotionプロジェクト(.motn)とFinal Cutタイトル(.moti)では異なるので注意しましょう。

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タイトルのデザインとイメージマスク

今回はキーフレームを使って簡単なタイトルアニメーションを作成していきましょう。

Motionのプロジェクトブラウザで「Final Cutタイトル」を選択し、フレームレートや継続時間を変更します。筆者の場合はプリセットを「放送用HD 1080」、フレームレートを「23.97」、継続時間は「10秒」にしています。

画面が開くとビューアとタイムラインに自動で「タイトルの背景」や「テキストをここに入力」と書かれたオブジェクトが追加されています。このまま編集を行うことも出来ますが、オリジナルタイトルを作成したいので、オブジェクトを全て選択して削除しましょう。

テキストツールを使ってメインタイトルとサブタイトルのテキストを追加していきます。

次にメインタイトル「The Lorem Ipsum」が下から、「Secondary Line」を上から現れるようにしたいので、テキストが隠れるくらいの長方形を配置しましょう。

追加したシェイプは「Mask-The Lorem Ipsum」のように変更し、テキスト「The Lorem Ipsum」を右クリック、「イメージマスクを追加」を選択します。追加されたイメージマスクにシェイプの「Mask-The Lorem Ipsum」をドラッグ・アンド・ドロップしましょう。

最後は「イメージマスク」を選択してHUDを開き、「マスクを反転」にチェックを入れてマスクの効果を反転させます。

下の部分である「Second Line」のテキストも同じ様にマスクを追加し、次の項目へ移りましょう。マスクの追加方法などは「イメージマスクを使用してオブジェクトを隠す範囲を設定してみよう!」で詳しく説明しているので、合わせてチェックしてみてください。

キーフレームの追加

再生ヘッド(プレイヘッド)を1秒に動かし、2つのテキストレイヤーを選択してインスペクタ、「情報」のタブを開きます。

位置」のキーフレームを追加したら再生ヘッドを0秒に動かして、「The Lorem Ipsum」、「Second Line」のテキストをそれぞれ選択してY軸の数値を変更し、キーフレームを追加します。

「Second Line」が「The Lorem Ipsum」のテキストの後に現れるようにタイミングをずらしましょう。

最後はレイヤータブから「プロジェクト」を選択して、インスペクタの「情報」内にある「継続時間」を「5秒」に変更してタイトルを完成させます。

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Final Cutタイトルの保存と読み込み

作成したプロジェクトは「Cmd + S」または上部メニューの「ファイル」、「保存」をクリックしてプロジェクトを保存します。

テンプレート名」を入力し、カテゴリを選択します。カテゴリとはFinal Cut Proのテンプレート一覧で表示されるフォルダのようなものです。このカテゴリは新規作成も出来るので「メインタイトル」などのカテゴリを作成して、保存すると良いでしょう。

公開」をクリックすればプロジェクトが保存され、自動的にFinal Cut Proにも読み込まれるようになります。

Final Cut Proでは左上の「タイトルとジェネレータ」の項目にある「タイトル」の一覧から確認できます。筆者の場合は「Main Title」というカテゴリをMotionで作成したので、プロジェクトが「Main Title」内にあるのがわかります。

Finderで確認する場合は「ユーザーフォルダ/ムービー/Motion Template/Titles」の中にカテゴリ名のフォルダが作成されているので、そこから確認できます。

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Final Cut Proでの操作

Motionで作成されたFinal Cutタイトルは通常のタイトルと同じ様に、タイムラインにドラッグ・アンド・ドロップすれば読み込む事ができます。

デフォルトのテキストなどはMotionで作成されたものがそのまま反映されている状態なので、テキストツールに切り替えて好きな文字を入力すると良いでしょう

注意点としてアンカーポイントとマスクを正しく設定していないと、文字の変更時に中央揃えやマスクからはみ出す場合があります。マスクを活用する場合は文字が長くなっても問題ないようにサイズ大きめのシェイプを追加するなどしてください。

なお、アンカーポイントであればFinal Cut Proでも調整が出来るので、必要に応じて調整すると良いかもしれません。

Adobeのエッセンシャルグラフィックスと比べるとツールは若干少なめですが、比較的簡単に作成やFinal Cut Pro側での変更も出来るので、テキストアニメーションなどを多く使う方はぜひ活用してみてください。

(MIKIO)

こちらの記事はクリエイティブ・コモンズ 4.0 CC-BYライセンスの元公開されています。詳細

MIKIO

小学生から映像制作に興味を持ち、15歳の頃に部活のメンバーと自主映画を制作。後にフィリピン、セブ島に移って現地や海外の企業向けにTVCM、VPといったコマーシャル制作を提供。主に撮影や編集を得意としているほか、ディレクターやプロデューサーなども出来ます。

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