ポストプロダクション・編集映像ハック

[Premiere Pro] デフォルトで入っていないLUTをインストールする方法

色補正に特化したLOG撮影が主流になってきてましたよね。

S-LogV-Logなどメーカーやカメラによって名前が違いますが、どれも彩度やコントラストが低いフラットでグレーな絵になっています。なぜフラットな絵になっているかというと、光の階調の情報を多く取り入れて記録しているため。

これらの映像はそのままでも編集はできるのですが、色がとてもフラットになるため、そのLOG設定に合わせたLUT(ラットまたはルット)を適用させる必要があります。

Adobe Premiere ProではLUTのプリセットは用意されているものの、一部のみデフォルトで表示されていません。今回は他のLUTをアンロックする方法サードパーティ製のLUTを読み込む方法を紹介したいと思います。

プロダクションでLOG撮影を行われたものはポスト・プロダクションの段階でそのLOGに合わせたLUTを適用させて色補正を行います。メーカーによって色々なLOGが用意されていますが、どのLOGも違う情報が使われているため、基本的に同じメーカーのLUTを使用する必要があります。

もしSONY A7S II(ILCE-7SM2)のガンマカーブをS-Log2にして色再現をS-Gamutにしたとしたら、Premiere ProでもS-Log2/S-GamutのLUTを使用する必要があります。もしここで富士フィルムのLUTを適用させると正確に色補正を行うことが出来ないので、注意が必要です。

LOG撮影を行った素材をAdobe Premiere Pro(アドビ・プレミアプロ)を使用してLUTの適用を行うにはまずワークスペースを「カラー」に変更します。

すると、ウィンドウの右側に「Lumetriスコープ」と「Lumetriカラー」のタブが出てくるので、Lumetriカラーを選択します。

基本補正」内にある「LUT設定」のドロップダウンメニューを選択するとこのようにLUTの設定が表示されますが、デフォルトでは8種類のLUTしか用意されておらず、SONYのS-Log2で撮影されたフッテージに合ったLUTが用意されていないので、適用することが出来ません。

しかしデフォルトで8種類しか表示されていないのにも関わらず、実は大量のLUTがプリインストールされているということはご存知だったでしょうか?これらのLUTをアンロックすることで必要なプリセットを読み込むことが出来るのです。

非表示されているLUTを読み込む方法はMacの場合、「アプリケーション」から「Adobe Premiere Pro」を選択し、左クリックの「パッケージの内容を表示」をクリックします。

するとファイルが展開されるので「Contents」、「Lumetri」、「LUTs」の順番にをクリックします。

LUTs内には「Creative」、「Legacy」、「Technical」の3つのフォルダーが表示されるので、「Legacy」内にある必要なLUTを選択します。筆者の場合はSONYのS-Logを使用しているので、「SLOG2 – SL – PROFILE.itx」と「SLOG3 – SL – PROFILE.itx」を選びました。

今度は対象のLUTをコピーし「Technical」のフォルダーにペーストします。認証が出てくると思うので、パスワードを入力しペーストを完了させます。LUTをそのまま移動することも可能ですが、一応オリジナルのファイルを残しておくとベストです。

Windowsの場合は「C:// Program Files / Adobe/ Adobe Premiere Pro CC」内にあるので、上記と同じようにLumetriフォルダーを操作しましょう。

なお、Legacy内にあるLUTはBlackmagic Design、GoPro、Canonなどのプリセットを見つけることが出来ます。

LUTを移動した後はすぐにPremiere Proでは反映されないので、アプリを再起動すると良いでしょう。もう一度Premiere Proを開くと、しっかりとLUTが反映されています。

またサードパーティ製やメーカーから出しているLUTを追加する方法として、「参照..」から読み込むことが出来ますが、上記の方法でも問題ありません。

今回SONYが提供しているS-LogのLUTをダウンロードしてみます。

ダウンロードしたZIPファイルを展開すると拡張子.cubeのファイルが格納されているので、そのファイルを全てコピーし上記で紹介した「Lumetri / LUTs / Technical 」にペーストします。

そしてPremiere Proを再起動すると、無事LUTがドロップダウンメニューに表示されるようになりました。アプリの再起動は少し面倒になると思うので、LUTの追加作業を行う際はPremiere Proを閉じた状態で行うのが良いかもしれません。

いかがでしたか?LUTはいわばInstagramの様なフィルターの役割をしているので、LOGで撮影したフッテージにピッタリのLUTを当てて色補正を色々楽しんでみると面白く感じられると思いますよ!

Lumetriカラーの「クリエイティブ」の項目にあるLookのLUTをインストールしたい場合は、「Creative」のフォルダーにインストールする必要があります。

基本補正のLUTとクリエイティブLookは同じ様に見えて違う役割を持っているので、良くわからない!という方は「LUTとLookの違いとサードパーティー製のLUTをインストールする方法」の記事を参照してみると良いですよ!

LUTやLOG撮影についてはこちらのサイトでももっと詳しく紹介したいと思うので、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

(MIKIO)

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こちらの記事はクリエイティブ・コモンズ 4.0 CC-BYライセンスの元公開されています。詳細

MIKIO

小学生の頃に映画製作に興味を持ち始め、中学生の時に部活のメンバーと自主映画を初めて制作。その後フィリピンに留学し、映画専門学校を卒業後、撮影や編集などのフリーランサーを経て、マルチメディア制作会社DreamLine Productionsを立ち上げる。 自分も持っている知識のほか、勉強やメモ代わりに制作などのチュートリアルを投稿していきます。

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